創作

頭蓋骨持ち歩き少女賞(仮)応募作品『ブラックサバス・レプリカント』

ブラックサバス・レプリカント 黒鷺早苗には夏はない。 そう思わせるほど季節感のない彼女は、こんな暑い日和の下でも漆黒のロングコートを羽織り、制服の下には、これまた黒い喉元まで覆うタートルネックのセーターを仕込み、今日も悠々と登校してくる。 端…

降臨賞に関してエトセトラ

http://q.hatena.ne.jp/1231366704 【降臨賞】空から女の子が降ってくるオリジナルの創作小説・漫画を募集します。条件は「空から女の子が降ってくること」です。要約すると「空から女の子が降ってくる」としか言いようのない話であれば、それ以外の点は自由…

さのうはみだししょうじょ うぇるにっけ! だい1わ

<注 この記事はエイプリルフール企画でした。> 「ちこく! ちこく!」 遙か荒野の彼方(具体的に言えばたばこ屋の角を曲がった辺り)から、地響きを伴って、牧歌的な朝の町を駆け抜ける一人の少女――を想像して頂きたい。 その地響きは、あたかもケニヤかな…

リアス(DEMO)

鬱屈した。 二週間ぶりぐらいにギターをつま弾いたら曲ができる。 バンドなんか今はやってないのに、曲だけできてもしょうがないのでブログに載せることにした。他人に見せるためではなく、どっちかっつうと自分用。正気に戻ったら消すかも。 別に作曲なんて…

二つ名メーカー(と、その実用例)

http://pha22.net/name2/ これ超面白い! ぷはーさんすごいなあ。 戯言シリーズを参考にしてると思われ、戯言キャラを入れると正確に出るのがすごい。 さっそく僕もやってみたよ! sunagiさんの二つ名は…「饒舌人形(マニックフェイク)」です http://pha22.…

「食人賞」応募作品 -『Le Viandier ル・ヴィアンディエ』

ファック文芸部 - 日常、器具類 iiiiii! - 2007-09-26 食人賞 id:hachi_gzkさん主催の食人賞に応募します。ファ文部員でなくても大丈夫なようなので。 10/1 8:00 後で読んだら絶対手直しすると思うのですがとりあえずうp 10/2 2:00 ヤバイ表現を全て変更しま…

剿滅少女詩人

「そうだ。僕は君が感じているのと同じ不安を感じていたかったんだ。だから少しの意地悪をするよ、それが少しの情愛だと疑わずにするよ」 汽車の煙が溶解して星空を灰色に染め上げた夜、男は美酒に耽溺するような恍惚を持って陵辱を為した。 面識の無い場所…

第十三回萌理賞・小説部門投稿作品 -『円環面』

http://q.hatena.ne.jp/1188223232そういえば第十三回萌理賞とか出してた。 前作『サロメの恋人』(http://d.hatena.ne.jp/sunagi/20070727/1185566017)の続編となっております。

アーヴェと星の草

ぼくたちの世界は、地面からいくつもいくつも生えた"ネライガ"という尖塔に覆われています。 その隙間に、ぼくやアーヴェのカルヴィアン(一ゲルンに一度だけ生えてくる「カルヴァ」を食べて暮らす種族だから、だそうです)は住んでいました。カルヴィアンは…

水脈源光景

遠くでがやがやと囃し立てる音が聞こえる。 私は川を流れている。 殺戮と腐敗に満ちた悲鳴の向こうに、赤のセロファンを通した荒廃の都市が見えた。 崩れ掛かった建物の陰で、人間は思いの限りに欲望を果たし、摩耗していく。 そんな景色を見る目蓋も塞ぐ事…

いつかきちんと書く予定の鉛筆削りについての物語

(グロ注意)

第十二回萌理賞・小説部門投稿作品 -『サロメの恋人』

http://q.hatena.ne.jp/1185028990 お久しぶりの萌理賞に投稿しました。443字。 しろうとさんがなぜかプッチンプリンに拘っているのが可笑しい。 『サロメの恋人』 彼女は、名前と身体に夏を持っていた。 一年の内に、夏だけ存在した。 文字通り、きっかり四…

熔鉱女鉄律線

Twitterで書き散らしたものを拾い上げて加筆修正。 * ** 唄が聞こえていた。 世界に流れる低音は熔鉱炉に落ちた石のようだった。自我の境界はいつしか融解を始めた。 景色の果てにはくるくると紙人形が飛翔して落下している。確かその裏になにか大事な言…

うちこむたい

P-MODELみてたら きゅうにうちこみがしたくなってきたので High-End Kemono Girl(仮・β)(2:50) 3.89MB 使用機材 Roland MC-307、KORG microKORG、SonicFoundry ACID 4.0 MC-307で元トラックつくってうちこんでない効果音をレゾナンスいじったりめちゃくち…

HateGirl on 15years Resistance

あの頃から、わたしの青春にはドラッグと刃物しかなかった。 鞄の中身が青春の中身だとしたら、わたしの青春は大きく口を開けた峡谷の一番深い所でうずくまる四角いピルケースと同じ姿をしていた。 締め切った窓の無い部屋で研ぎ澄ませていたのは、黒く狭ま…

果てた機械

腐り落ちた駅からの帰り道、鬱蒼と緑茂る廃屋の軒先に襤褸を着た妻が立っていた。 赤と緑の中間の色を身に纏わせて、宙を彷徨うように月の照らす先を凝視している。 ぶう、ぱちぱちと羽を肥大させた醜い蛾が月に身を当てて灼け死んでいた。 隙間から穴の空い…

かくたる逃走現象の励起

少女は全てにオーガナイズされる事を厭い、且つ依存対象を探していた。 その二つの条件を同時に満たす物は、最早彼女が産み出した幻想と、その投影先にしか無かった。

文具刃幻燈

誰も居ない校舎に真闇の帳が降りるころ、後ろ手に教壇に縛り付けられた私の吐息と、縄を緩ませんと奮闘する掠れた衣音と、滴り落ちる汗と、脅迫者の射るような視線だけが木霊していた。その少年は私に乱暴するでもなく、欲情するでもなく、ただ幽かな笑みと…

「おかわり」トリビュート

http://d.hatena.ne.jp/llasami/20070414#noteofokawari id:llasamiさんが自分の小説を書き直してください、という提案をしてらしたので乗ってみた。 追記 さっき見たら、vancatさんも書いてました。http://d.hatena.ne.jp/vancat/20070416#p1 話の筋が決ま…

第八回第九回萌理賞まとめて講評

僕は批評と言う物が苦手です。 純粋に作品の不出来ではなく好悪で語ってしまうからです。 そして、人様に「ここはこうした方が……」と言う度に、うきゃー何様だおまえーという感情が消えません。そんな訳で、いつも講評を書く際には相当逡巡をして書いて消し…

第九回萌理賞・小説部門投稿作品 -『桜花チルアウト』

http://q.hatena.ne.jp/1175088378 桜花チルアウト 私がその少女に強く惹かれたのは、鋭利で無垢な感情が雨中の子猫のように私の情懐に切り付けてきたからである。 先刻からずっと眺めていた少女。彼女はつい先刻、強く愛情を希求し、それが満たされなかった…

萌理学園バトン

http://moeri.g.hatena.ne.jp/vancat/ やるやる!

第八回萌理賞

http://d.hatena.ne.jp/ama2/20070218/p1 萌理賞いただいてしまいました。 なー。びっくり。もっといい作品がたくさんあるのに。 でもありがとうございました。 参加者同士の感想・批評推奨ということなので、 今度暇な時に僭越ながら皆さまの作品に選評でも…

第八回萌理賞・文章部門 -『恋はリーダビリティの外!』

http://q.hatena.ne.jp/1171125033 久しぶりの萌理賞。 今回も出しましたです。 投稿作品 『恋はリーダビリティの外!』 図書室に本を返しに行く途中で、 廊下の角から長い黒髪の少女がまろび出てきた。 「あれ? ええと、柊野(ひらぎの)……さん?」 息せき切…

第七回萌理賞 -『BLOOD SCOOP ARMYGIRL』

http://q.hatena.ne.jp/1166356602 今月も参加しましたよ。 作品内容とあとがきは続きを読むで。

第六回萌理賞参加作品 -『当世浮世風呂』

http://q.hatena.ne.jp/1164202999 性懲りもなく参加しました。 例によって続きを読むで続きを読めます。

第五回萌理賞参加作品 -『廃校舎の霊退治』

http://q.hatena.ne.jp/1161939397 id:crow_henmiさんやid:vancatさんなど ロミオ関連のはてならー(はてなをやっている人、の意ですが略し方は自信無し) が参加していることで知った オリジナル萌え文芸創作賞に応募してみました。 こうですか? わかりま…