第五回萌理賞参加作品 -『廃校舎の霊退治』

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id:crow_henmiさんやid:vancatさんなど
ロミオ関連のはてならー(はてなをやっている人、の意ですが略し方は自信無し)
が参加していることで知った
オリジナル萌え文芸創作賞に応募してみました。


こうですか? わかりません!><
とばかりに皆さんが萌えれるように頑張ってみました。
自分の萌え力がどのくらいの物かは解りませんが、楽しんで頂けたら幸いです。
ていうか難しいですよね。自分ならともかく、人を萌えさせるって。


あとはてなポイントが欲しかったんです。特に後悔はしていない。
はやくポイントをためてダイアリー有料オプションにしたい。


いちおう投稿作品は続きを読むで

第五回萌理賞参加作品
『廃校舎の霊退治』


「わ、わわっ!」
壮絶な音を立てて宮理が廃材につまづいた。
「い、いったあー……」
もくもくと白い埃を立てながら、巫女装束を着込んだ少女が起き上がる。
宮理の家は、代々続く巫女の家系だ。
「……なあ、何で俺たちが旧校舎の悪霊退治なんてやらなきゃいけないんだ?」
「できる人がやるの!……うん。やらなきゃ。私、巫女だもん!」
噂の元凶はすぐ解った。廃屋の中で一際禍々しい怨念を放っている扉。
この向こうにそれはいる。
「開けるぞ」
扉を開ける。びゅう、と疾風と悪意が吹き荒れた。
「あ、あわっ」
宮理は戸惑う。
「え、えーっと……りん、ぴょー、とー、しゃ、かいちん……れち」
「烈」
「れつ、ざい、ぜんっ!」
宮理が詠唱を終えると同時に、僕は密かに後ろ手で印を結び、霊気を放散させる。
「わ、わ」
室内に充満していた邪気が、雲を払うように霧散する。
「……やたっ!」
跳び跳ねる宮理。
「ヒロくん!」
宮理は太陽の様にぱっと振り返って叫ぶ。
「これからも、私がヒロくんを守ってあげるからね!」
その笑顔を見ながら僕は思う。どっちが、だか。

ヒロインの名前は<みやり>です。
萌理賞>なので。深い意味はありません。
あと四百字みじけー。どうしてもあざとくならざるを得ないではないかっ!