2011年7月20日です。
砂義出雲商業作家デビュー作『寄生彼女サナ』、小学館ガガガ文庫より本日発売になります。
この半年あまり、頑張ってきた結果がようやくお手元に届けられると思います。
PV釣り用エントリは改めて明日か明後日に書くので、今日は簡単なご挨拶だけ（なんだそれ）。
とにかく、商業作家の道を歩き出します。
大変なことがたくさんありそうな道ですが、頑張っていきます。
というかすでに一冊だけでも、商業でものを作っていくって大変なんだなって思い知らされてます。
自分をどこまで貫くのかとか。編集との折り合いとか。売れるものを作らなきゃいけないこととか。本文以外のパッケージングとか。
ただ好きなものを書くだけじゃなく、色んなことを考えなきゃいけなくなって、結構頭パンパンです。
そして、それだけじゃなくて、今後は毀誉褒貶もあるのでしょう。
筋が通ったものに限るわけがない。恐らく時には理不尽な、暴力のような悪意に晒されることもあるのでしょう。
たくさんの人に自分自身を穿たれて、曲解されて、誤読されていく。
拠り所にしていた自意識だって売り物にしていく。
先人のライターさんから「それは狂気だよ」との言葉を頂きました。
そんな世界に身を投じていく。
たぶん、それが創作者としてのモラトリアムが終わるってことなのだと思います。
でも、たくさんの人に楽しんでもらえるのなら。
求めてもらえるのなら。届くべき人の心に届いてくれるかもしれないのなら。
僕はこの世界で、これからもできれば死ぬまで沢山の作品を作っていきたいと思います。同人なんかで好きなことも平行しつつ。
だからまあ、今回の『サナ』に関しても色々なご意見があるかと思いますが、よろしければ長い目でこの旅を見守ってくれたらなと思います。
寄生彼女サナ (ガガガ文庫)posted with amazlet at 11.07.20
それが、僕の作家デビューにあたっての所信表明です。
よろしくお願いします。
ちなみに、本書の見所は四天王戦です。よめばわかる。
あと、抜きました報告してくれる方も待ってます。
