小学館ライトノベル大賞に応募しました(2回目)

お久しぶりです。漆黒の魂(腹黒的な意味で)ことsunagiです。
この2ヶ月ほど、ほぼブログ上では沈黙していた訳なんですが、何をしていたかと言いますと、ずっと小説を書いていました。


小学館ライトノベル大賞」とググると、5番目に出てくるとある記事があります。「やや最果てのブログ」というブログの、2年前のエントリーです。

第3回小学館ライトノベル大賞に応募しました - やや最果てのブログ

小学館ライトノベル大賞に落選していました - やや最果てのブログ

記事は身の毛がよだつので読み返していませんが、普通に情報が欲しくて「小学館ライトノベル大賞」を検索する度に、こんな辺境ブログが絶対神ググール様1ページ目5番目に来て、自分の過去と向き合わなければならないというのは結構クるものがあります。
しかも「落選していた」エントリの方が上位に来てブクマ数も多いあたり、流行のセカンドレイプとはこのことか(「流行のセカンドライフ」的なマスメディアの気軽さで口にする)とはてなの高すぎるSEOを軽く恨まざるを得ません。


……ということで、リベンジすることにしました。


前作が何を失敗したのか考えてみます。
この前作、自分で今読み返しても、手前味噌ですが、正直そこまで悪くはないと思えます。
トリックは斬新だし、一応最低限の文章力はあるし、魂も入っている。
しかし一次審査すら通らず落ちた。ただ、二年経って冷静に分析してみるのならば、

  • 純文学志向が強く、ラノベとしては中途半端
  • 筋が複雑すぎる
  • 重い
  • 直接的な性行為描写が出てくる
  • 生理ネタが危険すぎる

問題点はこのぐらいに集約されます。
要するに、「ラノベ」じゃなかったんじゃないの、ということです。


ということで、今回はかなり早い段階から「ラノベ」を意識して書こうと思っていました。具体的には会話を「楽しく」書くことです。この「楽しさ」に関しては大分達成されたと思っています。試読してもらった方々に「好きなキャラ」を自然に上げてもらえたりして、ようやく自分が「ストーリー」と同程度にまで「キャラ」の比率を持って来られたという自信がつきました。
語彙も、意図的に難しすぎるものは排除して、頭に自然に入ってくること優先。
そして設定も、古典的でありつつ斬新というラインを狙い。(もしくはスレスレ際際)
重くなりすぎない程度に、魂もどうしても売り渡したくない部分を込めました。


結果、割と面白いものが出来たんじゃないかと思っています。
二ヶ月強の執筆期間から解き放たれた今は、全能感しかありません。
自分としての満足度は80%以上あります。
むしろ「書く」ではなく「書かしていただく」という概念、「読む」ではなく「読ましていただく」という概念で歩んでいこうではないのだろうか。((C)野生爆弾
これでまた一次すら通らないとなったらもう小学館の感性と自分の感性が徹底的に乖離しているということなので、違う所に出します。
もしくはいずれ一部でも公開の手段を考えます。


という訳で、あとは座して結果を待つばかりなのです。


今は約二ヶ月ぶりの自由を謳歌しています。
僕は自由だ。
積みゲーを崩して罪を贖うのもいい。
新アニメをチェックして年末の同人誌購入計画を立てるのもいい。
日溜まりの下で手を叩いて笑うのもいい。
ひまわり畑で花を摘んできて君に差し出してみよう。


おめでとう おめでとう おめでとう


ここで止めることによって余韻を演出します。