にちのさんが言及していたので続けて観てみた。１は前に観た。
で、この手のサスペンスの続編には珍しく完全な続編、正編からそのままの犯人と展開で話が繋がっている続編だったので、これから見ようという人がいるなら順番に見た方が良いかも。
とはいうものの、１で終わっている人がいてもそれはそれで幸せな記憶のような。
とりあえず、グロ度は数字が増えるごとに上昇する。しかし衝撃度は、どんどん薄れる。前作のトリックの種明かしとかを、続編でやっちゃったらだめなような……。
密室で謎を解いていく感も薄れた２はとくに後半ダレて、前作の続編という惰性だけで見ていたのだが、一巡して３ぐらいになると別物として楽しめるようになった。ていうのも、３は笑えるんだもん。なんで人を一人殺すのにあんな手間暇と金をかけるのか。おまえはチャージマン研のジュラル星人か。カイジの「焼き土下座強制機」で爆笑する感覚があれば爆笑できる。
ジグソウ先生のおもしろ虐殺マシーン（と仮に名付ける）は３が一番インパクトあります。
中でも、まあ展開のネタバレではないので一個言っちゃうと、宙吊りベルトコンベアから大量の豚が運ばれてきて、ミンチにしていくだけの機械が出てきた瞬間に爆笑した。その血を浴びせて、窒息死させるとか、どんだけ大量の豚を使う気だ。適当に血液と内臓とかだけ買ってくればいいだろう。カゴメのトマトジュースか。
その他にも、ショットガン暴発で関係ないひとアボーン、三角関係でもめて大義もくそもないジグソウ先生、１作目の衝撃のトリックが笑えるようになってしまうメイキング映像（ＤＶＤ特典か）など、もはや笑わせにかかってるのか。
あとストーリーに関係ない手術のシーンを事細かに描写する必要はあるのか。僕は医療的興味で大変に楽しく見れたけど、ホラーですらないただのグロだろー、きつい人はきつそう。
そんなこんなも含めて３はネタとして楽しめた。２まで観たら３まで観た方が良いけど、まずグロ面を楽しめる余裕がないと１の時点でやめといた方がいい。公式サイト見たら４もまだジグソウ先生で引っ張ってるのね……大変ですねジグソウ先生。
