前日

明日は卒業式。五年通った学校を卒業するというのだが、思ったより感慨はない。
明日の今頃には、僕はもう何でもなくなる。
とはいえ、一年ぐらい前から、サークルでもなんでも自分の居場所みたいなものを喪失しつつあったので、たぶん周りの人の方が泣いたりするんじゃないかと思ってる。去年だったらもっとショックがあったのかな。
シロップ解散の日と同じで、家に帰ってきて、何日かして、薄い布団の中からふと明け方の空とかを見上げた時に、もう学校がないのだということに、空が少し狭くなってしまったということに「はっ」と気付くのではないか。
そして無職という現実に。


一応、職探しの方は継続中で、水曜日にまた面接を受けに行ったりします。
明日は朝まで酒を飲むつもりで、眠い眼を擦りながら。
あなたに春よ来い、幸せよ訪れろ。