揺蕩う血潮に刃を立てる

昨日の記述の件でとても感じ入るメールをいただき、
どうしても痛くて仕方ないから言葉を切り落とす事にした。
やっぱり、ここにあるのはぬらぬらと幼稚な虚栄心に光るだけの愚にも付かない魂だったと言う事を確認すると、自責の念で忸怩たる思いになる。
人が犯した罪は消えぬし贖罪という言葉は対外意識に宿る幻想だが、それでもいま命と身体以外で自分で殺す事が出来るのは自意識のみなので今すぐにこの自意識だけでも殺す事にする。
産まれた言葉を蒙昧なまでに崇拝する事は、
「誰かを傷付ける事があるならすぐに自分の腕も唇も性器も切り落としてしまいたい」
と思っている自分の主義と、矛盾しすぎていて、千回自罰しても足らないくらいの誤謬だった。
恥ずかしい。
あれはまたしても感情への酩酊だ。
僕には、阿るべきどんな自意識でさえも揺蕩っていて、穢らわしく爛れきった盲腸がぶら下がっているのでさえ誇示してしまう愚かな性癖があって、本来、創作などが許される魂では無いのだ。どんなに不幸な魂であったとしても、他者を蹂躙する権限は無い。感情に酩酊してしまう性癖はどうしたら治るのでしょうか……死にたい。諸義務があって、汚れた自意識を完全に殺害するのはまだ先になるのでしょうが、自傷の跡を晒しながら生きる事にはとても堪えられそうにないのでそこだけでも消去する事にします。
ごめんなさい。そして穢い意識の存在を眼を背けずに指摘してくださって有難うございます。
許される事は無いので何時でも見捨てて下さい。