いまさら「ケモノヅメ」

http://kemonozume.net/
なんだか色々と面倒な事に苛まされる日々が続き、本を読むのもゲームをするのも億劫になって撮り溜めしてあるビデオを消費することに。
ケモノヅメ」をようやく全話見れました。
最後の四話続けてみたんですが、それはもう楽しい時間でした。
ストーリー展開こそ、終盤「えっ、これで本当に死んじゃったんですか?」
みたいなキャラの続出だったんですが、それだけキャラが立っていたと考えればまあ許容範囲。
「テレビまんが」をうたうだけのことはあって、今どき珍しい娯楽アニメだったかと。
というか、ラストから二話が凄かった。
まあ、「食人」が作品のテーマな時点で相当インモラルなんですが、
腕切断しまくり、解体しまくり、付け替えまくり。


それなんて分かいドライバー


次回作は「シズカヅメ」で。


声優で言うと、内海賢二さんの演技が、神。神と言う他無い。いまだに脳の中で聞こえてくるんですよ、そのキャラクターの声が。
あと、まあ流石「クレしん」の流れを汲む湯浅政明だけあって、全裸シーンが面白いわ(笑)
最終回近辺やたら全裸多いんですが、シリアスな場面でも、延々洋物ポルノみたいなピンクのボカシがずっと入ってるのが面白くてしゃあなくて、人死んだりしてんのに、これ笑っていいのかなあ、みたいな不思議な気分に(笑)
ラス前の回は相当トリップ描写が多くて、「MINDGAME」を彷彿とさせる感じ。
しかもその回、原画は三原三千夫という人が一人で全部の原画を描いていたそうで、すげー。結構動いてたぞ。


そして最終回、やっぱり気合が違いました。
脚本、絵コンテ、演出ということで完全に湯浅アニメ。
Youtube湯浅さんが手掛けたアニメのダイジェストがあるのですが、
完全に初期「クレしん」映画で大好きで何度も見返していたシーン
(雲黒斎のロボット格闘、ヘンダーランドの追い駆けっこetc)が悉く湯浅パートだった僕としては、
ビルの屋上での格闘とか、大玉転がしアクションとか、もう大満足。眼福というよりなかったっす。
2ちゃん情報によると音楽もクレしんの音楽をアレンジして使ってたらしい。
おいおい、めちゃくちゃ意識してんじゃないか!
そんなことされたら今から湯浅クレしんを期待し過ぎて変な汁が溢れ出ちゃうじゃないか!
しゅしゅぽぽしゅぽー!
いやあ面白かった。


しかしネットで聞いた話によると、
この「ケモノヅメ」、DVD化の予定が今のところ未定、白紙だそうです。
なんでも配給会社が見つからないとか。


えええー
酷い話ですぜ。
WOWOWスクランブル放送で見たいのに見れなかった人も沢山居ただろうに。
勿体無いというか、くだらない誰が買ってるのか解らないアニメDVDが氾濫する中、
こういう良作が日の目を浴びないというのは実に不幸なことだなあ。
皆さんもっと声高らかに要望の声を上げてください(笑)