「カイバ」全話総括


カイバ」が最終回を迎えてしまいましたねー。
いやはや素晴らしいアニメでした。
圧倒的なイマジネーションの奔流。アニメという表現形態の本領発揮というか……やはり湯浅さんは天才だ。
前半と後半が別のアニメになる感じがして、そこは賛否両論別れるかもしれません。前半は999で、後半はなんだろう……ハインラインの革命SF+エヴァ? 例えづらい。
最果てのイマにも被るところがあるね。(いや、影響は受けてないだろうけど勝手に)ユニット・アウレリウスの孤独や量産とか、超高度演算能力で戦えるとことか。それはまあいいです。


2ちゃんのスレとか見ると、考察が結構面白くて、気付かなかった見方や小ネタに気付くことができてそれは見るべきだなあ。
電解雲(記憶を無くす雲)とか、下月(ガゲツ、惑星の電解雲を挟んだ下側のこと、下層階級が住む)とかの設定が、大して説明されなく進んでいくので、そこを2ちゃんとかで読んでないと辛いかも。感覚的にわかるところもあるが。
あと、バラバラの伏線が回収されるカタルシスが一週目にあって、それを照らし合わせるための二週目を視聴するのもオススメします。たぶん全然印象が変わると思う。


スレでも言われてますが、10話の落下していくカイバとネイロの台詞に鳥肌立ちまくる。

「貴方はワープだから、こんな雲で記憶を失わないよね
私の写しがぶれてるのは、その時あなたが笑ってたから
忘れないで、あなたは私のカイバよ」

あー。泣かせる。
いやー。素晴らしいアニメをありがとうございました。
好きだったのは3話、8話、10話、最終話かなあ。
WOWOWスクランブル放送ということで、視聴者数がたぶん圧倒的に少ないし簡単にオススメできないのが悲しいところ。
あとリアルタイム視聴組は、テニス休止などによる不規則な番組編成にも泣いた。
全話一気見しても12話だから楽でいいよ。
録り溜めてあるやつまとめて手動DVDボックスを作ったので貸して欲しい方は言ってください。