「リアル脱出ゲーム 廃倉庫からの脱出」参加記

1月11日、「リアル脱出ゲーム」に参加してきました。
詳細は本家HPを見ていただくとして、よくある「脱出ゲーム」、つまり部屋の謎を解いたり鍵を探したりして脱出するのを現実にやってしまおうというイベントです。
http://realdgame.jp/v/top/


ちょうど同じ時期DSで発売された「999(極限脱出9時間9人9の扉)」をプレイして気持ちが盛り上がった@vancatさん(id:palladion、以下れきさん)のお誘いもあり、わざわざ京都から上京してきたれきさんと待ち合わせて馬車道の会場へ。


以下ギャグを入れる余裕すらなくだらだらレポが続くのでご注意。


会場に着くとチケットと引き替えになにやら図形の書かれた首掛け式のタグとルール説明を渡された。
その首掛けタグに書かれた図形、自分は「ヒト」。れきさんは「ハート」。
ルール説明の紙を読むと「同じマークの人と仲良くなっておくと有利かもしれません」とあるので、『マジかよ知らない人と会話すんのかよ』と嘔吐寸前でガチガチになりながらも、周辺から二、三人ヒトマークの人を見つけ挨拶だけする。
そしてイベント開催。さあ脱出の始まりです。


まず「マークが白抜きの人は左側、黒抜きの人は右側に進んでください」と言われ、いきなりれきさんと離ればなれになる。
「健闘を祈る!」


部屋に入ると、無数のテーブルと椅子が並べてあり、それぞれのテーブルに貼ってあるタグと自分の持っているタグに基づいてチーム分けさせられる。自分以外の「ヒト」班員は、自分より少しお兄さんぽいイケメンの男性一人と、少し年上に見える女性二人。交流を「よろしくお願いします」で済ませる。


ここで主催者から説明。
「今回の謎は、郵便を使って解きます。隣の部屋にいる対応するチームと、郵便を使って情報をやりとりして謎を解いてください!」
机の上には封筒とメモ用紙数枚。なるほど、周りを見渡せば、妙な文章や単語が所狭しと掲示してあるが、それ単体では意味を成しそうにない。二つの部屋で情報を交換することによって謎を解くわけですね。部屋の片隅には作り物のポスト。ここにメッセージを入れると郵便職員に扮したスタッフが、定期的にメモをやりとりする、とのこと。


そしてゲーム開始。
とりあえず周囲の言葉を班で手分けしてメモして、素早く送付することに。で、送るわけだが、正直、その手紙を書いた女性の方に、もう少し綺麗な字で書けばと言いたかったのをこらえる。だって初対面で「字汚いですね」なんて言えるわけねえだろ。


と、そうやって班員が手紙を書いたりしている隙に、単体で解けそうな謎があったので、自分一人でえいやと解いたらすぐ解ける。封筒提出後、「あの……謎一個解けちゃったんですけど」とケイゾクばりにおずおずと申し出る。これは合ってるかもしれんね、となり、早速答え合わせルームへ(答え合わせは一問ずつでも可)。正解! やった!
もらったものは、謎の紙(確か『サ』という文字が書いてある)と、電池。どうやら、謎を一問解くごとにアイテムをもらえるようです。
ようしやるぞ!
(中略)
その後、また向こうと郵便をやりとりしたりしてその他の謎をいっぱい解いた。謎の詳細は本家HPを見てください(個別レポめんどくさい)。犯人当てが理不尽だったなあ。


そんなこんなで、終了時間5分前に、全ての謎が解けた! アイテムが揃った! ……けど貰った謎の紙を組み合わせても文章にならないし、意味がわからない。どうすれば……! と悩んでいるうちにタイムアップ。脱出できなかったか……! と思った次の瞬間、照明が全て落ちる。そして、スタッフのナビゲート。
「獲得したアイテムを全て持って、次の部屋に移動してください」


そして次の部屋、さきほど郵便をやりとりしていたチームと顔合わせする。ま、一人はれきさんなんですけど。お互いの情報を交換すると、れきさん側は問題が全問解けなかった様子。謎のカードが足りないわけです。そんな中アナウンス。主催者から、この部屋で最後の謎を解いてください、とのこと。
仕方ないので手持ちのカードを集める。 「ク」「ヲ」「1」「字」「サ」「ゲ」「ル」
これ、文字足りないけどそのまま読めるのか……? 「クを下げる」ってどういう意味だ?
床に文字がバラバラに散りばめてある。支持の通りに文字を拾い集めると、クは確かにあるが、一文字しかない。足りないところが「ク段」や「ク行」と考えてそれを下げるとか?
むむむ、と悩んでいると、タイムアップ。
駄目でした……。ぼくらはしんだ。スイーツ。


答え合わせ。
謎の紙は本当は10枚あって、
「サ」「ー」「ク」「ル」「ヲ」「1」「字」「上」「ゲ」「ロ」(「ー」、「上」、「ロ」未取得)
つまり、床にある中で○印の当てはまる文字を1字上げて読む、ということだったらしいです。(まあその後にも結構難しい指示とかあったんですが)


ゲーム終了後、数日前に既にゲーム攻略していた@solaconさんと合流して、公式のアフターパーティーに参加。次の回の参加者の奮闘ぶりを生中継で観賞したり、主催者の謎メイキングや解説を聞いたりしました。たまたま2日目が一番難易度が低くなっていたと知ってその日に解いた@solaconさんが悔しがってたり、僕は「あの犯人当て理不尽じゃないですか」と主催者にうっかり質問してしまって後悔したり。結構いい話も聞けて、次回のGW東京公演にもできれば参加したいなーと思ったのでした。


そして、それと同時に、早速れきさんと謎の検証をしながら、
「うちらの班は謎全部解いたのに! なんで全問解いてくれなかったんですか! 紙さえそろってれば!」
「いや、そもそもそっちの班からの手紙の字が汚かったのが悪いと思います」
「ていうか一番大事な紙がないじゃないか! 『クヲ1字サゲロ』で読めちゃうのが悪いんだよ!」
「封筒をもっと頻繁に送ってくれればよかった」
「封筒に問題書いてすらなかったって!」
と、責任のなすり付けあいをする醜い大人になっていましたとさ。
こわい! リアル脱出ゲーム! でも楽しかったよ! みなさまも是非!
あとれきさんわざわざ京都からお疲れ様でした! またお会いしましょう!