とくにだめぽ

画面の中でモンスターやキャラクターが生きて動いている様にだけリアルを感じる。
ここ数日の自分の文章を読み返してみて全然いいと思えない。


無気力というのとも違う。
魂に輪郭がない。
当て所なく彷徨っている。
ギターアンプに心をつないで、トレブルとプレゼンス(中高音)をカットしたらこんな感じの音になるよきっと。そんな風にくぐもった叫びばかり出ている。
耳の空気を抜きたいんだけど、トンネルから出ないので抜けません。
抜けるか。抜けた。ごぼごぼ。トンネルを抜けると深海だった。
青函トンネルを握り潰したキュクロプスの夢想をする。
畸形であるという事が、哀しみにつながるということもなく、彼がそうやって人を殺したのは、ただ手の内側が痒いと思ったからであった。悲鳴を発しながら擦れ合う頭蓋骨やら突き立てた犬歯やらが丁度良い具合に彼の掻痒感を満たした。傷付けることは、正しいこととして認識された。


断絶の形態としての孤独があるのか。
孤独の形態としての断絶があるのか。
断絶のエゴイズムも連帯のエゴイズムも等しく死に値するような気がしてきた。