『天網炎上カグツチ』8/19点火。あとC86とか

※8/15追記 とらのあな特典、ガガガチャンネル、夏コミお詫びペーパー化
ブログ放置の不義理が続いていてすいません。砂義出雲です。
それでまたお知らせさせてください。
一年二ヶ月ぶりに、商業で本が出ます。完全新作です。

タイトルは『天網炎上カグツチ』、ガガガ文庫より8月19日に発売になります。
今までの苦労を思い出すと、表紙を見ているだけで涙が出るな。


キャッチーなひとことで説明すると、ネット炎上を武器に換えて戦うヒーローの話です。
まあ、その発想だけでも我ながらなかなか斬新な作品になっているとは思うのですが、
今回は特に個人的にも大変思い入れの深い作品となっております。


だってまず、ネット炎上ネタだぜ。ほぼネットネタだぜ。
陸上で酸素を吸うようにかれこれ十数年ネット上で生きる糧を得て暮らしている俺が、
このネタで書いて生き生きとしないわけないでしょう。
ある意味、水を得た魚というか、鬼に金棒というか、
パリコレのモデルに半透明のビニル服みたいな心持ちで書いてます。
つまり、なんとかどうにか商業でデビューして、手探りでも一シリーズ完結させられたので、
もう今度は満を持して得意分野いくぞーーーッ! オラーーーッ! みたいな勢いですね。
ちなみに上記の発言のイメージは池上遼一作画です。どうしてエレクチオンしないのよーーーッ! と同じテンションです。
愛してないからさ。


そして事前に宣言すると、本作は砂義出雲という人間そのものを削り、注ぎ込み、作り上げた作品です。
俺にとって最高のヒーロー物語で、なおかつ俺という人間が生きてきたことの中で一番くらいに重要なことを詰め込んだ作品です。
魂を燃やし尽くすための物語です。
だから、あんまり商業クリエーターとして好ましい発言ではないかもしれないですが、
たった一人でもこの小説が心に刺さってくれる人がいたらそれで充分だし、必要としてくれる人がいると信じているし、
俺自身もこの作品を出さないと死ぬ、また本作が遺作になっても構わない、くらいの気概を持って送り出しています。(まだ当面死ぬつもりはないけどな)
要は、とにかくスペシャルでエグゼクティブな作品ってこと。
まあ、世間的な空気や風潮を見ていても一番いいタイミングで出せたと思うので、それは幸福なことでしょうね。


あと、他にも言いたいことはめちゃめちゃあるんですが、うまく言葉が見つからないな。
というか、作品外で雄弁に語るのもクリエーターとしてそこまでよろしくないと思うので、あとは
どうしても言いたいことが出てきたらか、発売して皆さんに読んでいただいてからにします。
今後の情報も、当面はこのエントリに追記していくかと。
とにかく、よろしくお願いします。『天網炎上カグツチ』8/19発売です。


(8/15追記)
とらのあなさんだと店舗特典が付きます!
http://www.toranoana.jp/mailorder/article/20/0011/43/58/200011435865.html
とらのあなさんでご購入の場合、素敵なイラストカード! に、著者のきったない手書きのサインとコメントがつきます!
すなぎさん最近、サインとかするとき字汚すぎて筆ペンを使って勢いで誤魔化すようになってきた。姑息〜。


あと、発売日はニコ生、ガガガチャンネルだよね〜。
著者は今回はっきり出るとは言えないけど、せっかくのシリーズ開始なのでなんかしらなんかはしたいと思ってます。
意向としては。あくまで意向としては!

【ニコ生(2014/08/19 20:00開始)】月刊ガガガチャンネル vol.38 http://nico.ms/lv187050775

それから、商業仕事がやっぱ本業なんですが、今回の夏コミ(C86)も一応行くことは行きます。
出せて数ページのコピ本で無料か100円レベルで、また最果てのイマSSかなんか書いてるかと。
(8/15)なんと、一週間前に著者が入院して全作業無理ました。急病お詫びペーパーだけサインペンで書いて持っていきます。
無料配布の予定です。

3日目西に-19a フロウタリウム

微妙にタイミングがカグツチの発売前になっちゃうんですが、「すなぎちゃんよくがんばったね」という温かい眼差しだけでも
向けてくれると大きな喜びに変わります。「絶対買います」でもいいよ。「息子になって」は場合によるかな。
あと、あんま見れてないのでブログのコメント欄閉じちゃいました。
以後、ご意見などあればTwitter@sunagiまでいただければお返事できると思います。
そんなこんなで、諸々よろしくお願いします。

もうすぐ30歳になる件

ブログの放置が続いていて大変申し訳ありません。
個人的なことではありますが、もうすぐ30歳になるのでニコ生で中継することにしました。

今年頭に撮った短編映画「ヒマルメ」も流せたら流します。
あと、小説の新作発表も間もなくできる予定です。
生暖かい目で一つよろしくお願いします。

シネマすなぎ2013結果まとめ

先日、私の新作短編映画を含むオムニバス映画「あぶないアイドル」上映が終わりました。
ご来場いただいた方、およびお世話になった関係者の皆様方ありがとうございました。
撮影期間が短かったというのは言い訳にはならないのですが、本職のディレクターの方なんかに比べたりするとやっぱり自分は未熟だなあとか思ったりしつつも、それでもやって良かったなとは思うのです。
自分は小説家は職業としつつ、映像制作というのも個人的に続けていこうと、そしていつだって次回作は前より良い物を作れるようちゃんとやっていこうと考えたりしております。
その時はまた生暖かい目でご協力よろしくお願いしますね、諸々のみなさまげへへ。


以下、先日行ったニコ生「シネマすなぎ2013」で発表した砂義出雲2013映画ランキングベスト20と各賞の結果を覚書しておきます。映画好きのみなさまの参考とかにでもなれば。
あくまで個人的なランキングなので、その点だけご了承ください。

続きを読む

あけおめ/新作短編映画上映のお知らせ/「シネマすなぎ2013」のお知らせ

あけましておめでとうございます。
今年の目標は、ちゃんとした人間になることです。
あたしもうことしでさんじゅうやからねとリトル砂義が言ってた。
あと新シリーズも軌道に乗せたいですね。その際はどうぞよろしくお願いします。


個人的な創作活動の話なんですけど、数年ぶりに自主映画を撮りました。
大学時代の知り合いたちが集まった、オムニバス映画のうちの短編ひとつです。
渋谷の単館シアターで流してもらいます。
デジタル世代なんで実はまだちょこちょこ編集してるんですが、間に合うと思います。

1/17(金)〜19(日)渋谷UPLINK FACTORY
『あぶないアイドル』
砂義出雲監督作品 「ヒマルメ」10分

http://abunaidol.web.fc2.com/
詳細はHPをご覧ください。



撮影期間一日でやりたいようにやっただけなので、
事前にはっきり言いますが万人にお勧めできるものではないです。
趣味です。
でもわざわざ趣味にお付き合いいただけたらとても嬉しい。よろしくね。
ちなみに友達少なかったので監督自身で出演しています。
撮影時なんか若干躁っぽくなってて終始ヘラヘラしてたからあとから編集する時にすげー腹立った。
あともうちょっとお芝居もできる人だと思ってたら全然下手になっててナンプラーに漬けたくなった。



最後に。もっと個人的な話なんですけど、火曜日の深夜に一人でニコ生やります。
去年はそこそこ映画観れたんですけど、
そんな去年の映画のうち個人的なベスト20とかを発表したいと思います。
深夜2時からぐだぐだな感じでやる予定ですので、お暇だったり映画が好きだったりしたら、よろしければ。
平日なのでタイムシフトでもいいです。


とーいうわけでー、今年ももろもろがんばっていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
マックスペイン!(気合い入れる掛け声)

C85告知とか

C85 3日目(12/31・火曜日)
東ラ-07a フロウタリウム
新刊コピ本(無料配布予定)
不定期刊 風呂唄通信 vol.2」
内容
CROSS†CHANNEL発売10周年記念SS
「暮れる黄昏、明ける彼は誰」

冬コミでます。
大変忙しいのですががんばってコピ本は持っていきたいと思ってます。


あと、年明けに改めて告知しますが、大学時代の映画サークルのOBたちとやってる
オムニバス映画に参加しました。短編映画を撮りました。
渋谷で上映します。
2014年1月17日(金)〜19日(日) 渋谷UPLINK FACTORY

http://abunaidol.web.fc2.com/


今はこれの編集とかやってるんですが、たぶん……間に合うと思うので……。
本職のディレクターやってるやつとか多々いるので、一番ぐらいにクオリティの低いやつが流れると思うのですが、
お時間ある方よろしければよろしくお願いいたします。
来年はがんばります。

C84フロウタリウム情報

C84 3日目(8/12・月曜日)
東チ-01b フロウタリウム
新刊コピ本(無料配布予定)
不定期刊 風呂唄通信 vol.1」

内容
最果てのイマSS
「Node of Farthest 2.1」
クモツ・リザレクション Episode 0.2
「Completed Children」
インフォメーション

忙しくて時間ないのでなんかもう色々まとめました。
たぶん8Pぐらいのコピ本無料配布になります。
もう採算とかなくて完全にサービスです。
よろしくお願いします。
最果てのイマSSは遠い将来に総集編を出す可能性があります。

一人のクリエーターによる視点からの宮崎駿監督「風立ちぬ」感想

「浅い! 浅い! お前ら全員浅い浅い!」

風立ちぬ」を鑑賞した俺は、ネットの海を徘徊しながらそう呻く。
ていうか、当然あるはずの感想がまだ出ていない! 出てこない!
何故だ!?


俺が聞きたかったり見たかったり読みたかったりしたいのは、
二郎がブルジョアだとか、人でなしとか、
その他細やかな「演出」に対する批評じゃなくて、
もちろん他の批評家の顔色を伺ったポジショントークでもなくて……
どうやって刺さったかだよ! この物語がお前らの胸に!
魂にこの映画を突き刺した後の取り繕わない傷口を晒して欲しいんだよ!


だから、ここで俺は俺が「風立ちぬ」をどう観たかを忌憚なく書こうと思う。
俺がどう「俺の映画」としてこの映画を受容したかを書く。
なのでここから以下はネタバレ、妄言全開になる。ご容赦願いたい。

続きを読む