浅まだき起きてぞ見つる梅の花 夜の間の風のうしろめたさに(元良親王)

だいにぽんじんが観たい。


一般家庭で主に窓に掛けて大門とかボスとかがジャッて開く段々の名称をど忘れして大変慚愧に堪えませんがそれを外しました。
払暁の頃ともなれば、部屋に蒼い光が差し込んで四畳半はあたかも水族館の風体です。
ゆっくりと、澱んだ空気が停滞し、行き場を失くしたかのように揺れ遊んでいます。
深海魚は地表に出せば破裂します。しかし、この部屋の中でも、既に私は微かな息苦しささえ感じてしまっているのです。
やがて酸素を使い果たした心の中で溺死するのと、自責によって破裂する死に違いはあるのでしょうか。幸いにして深刻ではない。深刻ではありません。どうするか判断することは、まだ若干の先送りをしていたいと思います。