『告白』/++/アーティスト

いち
http://kokuhaku-shimasu.jp/
『告白』観た。面白さを壊さないと思う程度のネタバレ。
ストーリーだけ追っていくと、救いようが本当になくて心を鈍器で殴られ続けるような映画なのに、ポップに口当たり良く撮ってしまう中島哲也監督が一番の悪人だと思います。
あと、思ったのと違って現代の病巣を切り取った社会派映画でも犯人を探すミステリ映画でも命の大切さを訴えるヒューマンドラマでもなかった。具体的に言うとヒースレジャーの後継ぎが決まった(俺の中で)。最初から「ダークナイト・ビギニング」っていうタイトルだと思ってみんな観に行けばいいんじゃないかな(半ばマジ)。


あと評価すべき点としては、随所に見られる中二っぷりは、一部の鬱屈を抱えた若い世代には、おそらくクリティカルにハマるかもしれない。もしくは拒絶されるか。R-15なんだけどな。
ていうか、興行成績がアイアンマン2を抜いてるのは正直おかしいと思います。みんなどういう映画だと思って観に行ってる訳。そしてどう受容してる訳。


で、観た直後はその場の口当たりの良さもあって割と肯定的だったんだけど、冷静になってくると駄目な所も目立ってきた。
いや、駄目っていうかね。
一定の上手さは認めつつも、結局中島哲也監督を素直に誉める気にならないのは分かり易「すぎる」からなんですね。
「分かり易すぎる」ってのは、いわば「情緒」を押し付けられるってことで。
逆に言えば、この映画が大ヒットしている理由ってのは、最近の大衆は「情緒」を細かな表情や台詞の機微から読み取るのではなく、強引に与えられて満足するものになっちゃってるんだなあ、と。ヒットしてる理由がそれしか考えられない。そういう意味ではちょっと嘆いてみた。
発狂描写にしろ何にしろよく考えたらいちいち大げさすぎなんだよな。分かり易すぎる! 24時間執拗に便器を磨き続けるぐらいの方がよっぽど狂気が感じられて恐いと思うんですけどね。
まあ、その情緒の押し付けと映画の外連味ってのの違いは、自分でも良くまだ分かってないんで、課題にしたいと思います。


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【ありがとうコナミ】 内田P「ラブプラス+で自殺者を減らしたい。そのような仕組みを入れている。」:【2chニュー速VIPブログ(`・ω・´)
http://blog.livedoor.jp/insidears/archives/52331633.html


感動した。生きる。


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さん


「暗い部屋」はまあ買うけど
http://www.kuraiheya.com/

この作品は、いつも以上に唐辺葉介です。


田中ロミオ(アーティスト)

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(つд⊂)ゴシゴシ

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