最近観た映画(愛のむきだし、コララインとボタンの魔女3D、インビクタス-負けざる者たち-)

ごめんよ更新してなくて。白いワニが出ました。取り急ぎ近況など更新。
週末はインフィニティオフに行ってループしてきた。そもそもループものってなんだったっけみたいな定義から始まり、答えのない答えをひねり出す感じが楽しかった。ever17はそんなに語ることがないし、remember11は前回みっちりと教えてもらったので、never7が中心の飲み会だったかな。おつかれさまでした。トロ食べたい。
CROSS†CHANNELPSP版も届いた。バージョン違いで買ってしまう程度の信者です。とはいえ描写などやはりないものはないので、成年の方には基本PC版をお薦めしますが、18歳未満の方は(そもそもブログ読んでねえだろうな)この機会にどうぞ。あとデモンズソウルも届いたんだちくちく始めていく。


今週観た映画はいろいろある。
パルナサスがよかったのでギリアム熱が高まり、モンティパイソン人生狂騒曲とかバンデットQとかブラジルとかもまた観てた。やっぱすげえなあ。脳みそ鷲掴みにしてゴリラみたいに投げてくる感じが。
で、それはいいとして、『愛のむきだし』はDVDで観た。これがあまりに好きで、自分内邦画ベスト10に入るほどだった。のですがあまりに作品のパワーが強すぎて感想が書きにくすぎる。困った。
というかあんまり書きすぎて他の作品とのバランス壊れてもあれなのでtwitterでの感想に+αとしてお茶を濁す

愛のむきだし

愛のむきだし」観了。これはヤバすぎる。名状しがたい。とりあえず自分内オールタイム邦画ベスト10にはランクインした。問題点はありすぎる。万人にはお勧めできない。細かいとこ破綻している。上映時間4時間。でも、それが? みたいな。なにこの、パワー。凄すぎるパワー。

この映画なにが凄いって「どういうジャンル?」って聞かれて答えられない。コメディ、エロ、スプラッタ、ホームドラマ、宗教、ええと何もかもだ。何もかもが4時間かけて畳みかけてくる。
それだけあって(?)、明らかに脚本は破綻してるんだよね……特に安藤サクラ辺りの行動とか動機がさっぱり理解不能です。しかし面白い。粗だらけなのに飛び抜けて面白く4時間飽きずに見られるという大変困った子です。映画が好きな人ほど困ると思います。
好きか嫌いか、必ず二分されるでしょう。その位の怪作ですので一見の価値はあります。是非。
まあ、観ようと思っている人はできるだけネタバレを避けて行くぐらいの方が面白いかもしれません。いや、たった一つだけ言うなら、「女囚さそり」シリーズに関しての知識はあった方が楽しめます。
そんなエログロB級映画のノリが好きな人ならのどちんこを勃起させて声高にお薦め。再来週に早稲田松竹でやるよ。

コララインとボタンの魔女3D

コラライン観了。普通に面白いし、ストップアニメーションとしての快楽は素晴らしい。ただ、僕が「ナイトメア・ビフォア―」を愛してやまないのは、弱者への優しい眼差しがあったからで、あの観点はやはりバートンのものだったんだなあ。それがないと単なる子供向けのホラーアニメ。期待しすぎたかも。

「ナイトメア・ビフォアー・クリスマス」のヘンリー・セリック監督。とはいえ、あれと違いバートンがいないことによって、ホラーなんだけどブラックではない。子供向けなんだけど本当に子供向け。という感じになってしまっている。ですが、それは「ナイトメア」と比べるからであって、この作品はまあ面白いです。単純に。ストーリー展開は僕がわざわざ子供向きって言ってることで推して知るべきなんですが、このご時世に関わらず、人形をコマ撮りで撮影する、ストップアニメーションの快楽が究極ってぐらいに溢れてます。一緒に行った白木くんが完全にCGアニメだと思いこんでいたほど。あとあの人、俺が口頭で伝えたタイトルを『コララインと五反田の魔女』と勘違いしててなんか変な邦画だと思ってたらしい。それ誰だよ。ニューハーフっぽいな。
しかしこれ、3Dでなくても別によかったよな……そして3Dでなくてもいいから字幕版も上映してくれよ。ダコタ・ファニングの演技聞きたいんだよ。

インビクタス 負けざる者たち

インビクタス観了。実話を元にして人種差別を乗り越えていく丁寧かつ重厚に描かれたヒューマンドラマを「退屈だ」と感じてしまうのは僕の性格がねじ曲がっているせいなんでしょうね。生まれてごめんなさい

グラントリノで世界を震えさせた直後のイーストウッド監督最新作。
マンデラ大統領と南アフリカラグビーチームを通じて描かれる、ヒューマンドラマ。感動したという声がいっぱいあるようです。でも、ちょっとなあ、退屈だったんだよなあ。特に前半が。後半からマンデラの刑務所回顧とか、ラグビーの試合描写は面白かったんですが。
というのも、そもそも自分はアパルトヘイトについて、知識として知っているだけで実感がない……なので、ちゃんと伝えてくれないと物語に入り込めない、という弊害があったのかなあ、と思います。
役者はよかった。