京都上洛日記2(終)

ブログを書くという習慣が霧散してしまった昨今となっては京都旅行記がいつ終わるかわからん。よし、写真に二言三言加えるスタンスにして今回の更新で無理矢理かつ適当に終わらせよう。←イマここ!


4/8
朝。駅前の京都タワー内にあるぼったくり銭湯(まあ朝から空いてるのがここしかないので仕方ない)でさっぱりした後、三十三間堂を見に行く。中は撮影禁止だった。

行ってから気付いたのだが、この日はお釈迦様の誕生日だった。甘茶をいただいて、小さな銅像にじょぼじょぼかけた。なんだか変な心持ちだったが、喜んでいるのだろう。おめでとう釈迦。シャララ釈迦釈迦。
中では一軒のお堂の中に千体の千手観音を並べるというアホくさく壮大な光景を拝むことができた。「ちゅーかさ、千手観音が千体居たら面白くねぇ? マジやべって、激マブだって、ほぼ無量大数じゃん」とか平清盛がノリノリで命じたのが見えて面白かった。


昼。祇園に行き、京都名物である「松葉のにしんそば」を食べる。

器の隅っこに黒いのがちょっと見えてるのがにしんの一部です。ニッシーです。見た目を度外視して蕎麦の下ににしんを隠すことで、うま味を汁いっぱいに染み込ませているのです。名物なだけあって流石にうまかった。


ここで、京都在住のid:vancatさん(れきさん)とお会いして京都を共に巡ってもらうことにした。八坂神社から風情のある坂道を登って清水寺へ。


清水寺、とにかく人が多すぎて、この3分の1でいいから舞台から飛び降りないかなとか頭によぎった。清水の舞台は実際に見てみたり上がってみたりするとそんなに感動もしなかった。知名度優先タイプだな。
音羽の滝と称して上からちょぼちょぼ落ちてくる水を、お堂から長い柄杓とカップを伸ばして掬って飲んだりした。
「この長い柄杓で手ぇ伸ばして水飲むの、幼女がやったら萌えそうですね」とか言ったら、その数ターン後に本当に幼女が来たので狂喜乱舞した。


京都御所に連れてってもらう。中は砂利が敷き詰められて、広すぎた。むしろ何もないのに広すぎてアホか2坪くらい分けろと思うほど疲れた。ここで、同じく京都在住のid:Lianさんも合流して、3人で京都を見物することになった。


夜の二条城へ。



ライトアップされてて花も綺麗でしたよ。というか城を想像してたら庭だった。庭を見るものだった。ところどころに提灯を持って立ってるだけのおそらくバイトさんの境遇を見ると、涙が出てきそうになった。


その後、3人で適当に京都の飲み屋へ。ロミオクラスタ京都支部とでも言う感じの面子だったので、最近のエロゲの話とか、Rewriteの展望とかをまったりとした。終了後、2人に感謝しつつお別れして、再び四条河原のネカフェへ。無事にシャワー浴びて就寝。


4/9
朝。金閣寺へ。

金ピカすぎて、なんか嘘くさく、拍子抜けした。やはり、金閣寺は燃やさないと駄目ですね。それで最後割腹ですね。
伏見稲荷を見に行く。


相変わらず千本稲荷とか、京都の人は千個並べりゃいいと思ってるのか。それなりに面白かったもっとやれ。というか千本の後にずっと山いっぱいに鳥居があるらしかって、さすがにそれは断念した。僕インドア派。最初の分かれ道とかで曲がって帰ってきた。
お昼を稲荷大社内の食事処でうなぎ御膳食ったら冷めた弁当みたいのがでてきた。


せっかく伏見に来たので周辺の名所を見学。まず気になったのが寺田屋だ。龍馬が襲撃され、おりょうと出会った寺田屋だ。よく池田屋と混同しがちだが寺田屋の方だ。幕末ファンとしてはこれは看過できるはずがない。


ないのだが、実際入ってみると、商売っ気丸出しのグッズが所狭しと並べられ、高めの拝観料の割りに大したことなく、しかも新聞記事で「後に焼失したので再建された」だとかなっていて、仰々しくパネルつけてある刀傷とかじゃあなんなのよとか、ちょっと軽い詐欺にあったような気持ちになった。しかし幕末ファンとしては看過できないのも事実なので哀しいですね。


さあ、伏見と言えばお酒だ。日本酒の酒造だ。
黄桜の見学施設は無料で開放されており、大変切符が良く感動した! そして小島功さんの女河童は言うまでもないがさすがにエロいな。

次は月桂冠だ。

こちらは見学料300円だがまあお土産で缶の日本酒も貰えるのでどっこいだ。この2施設を見たことで日本酒の手間暇と、ありがたみが解った。日本酒好きだわ。もっとありがたがって飲むわ。


夜。駅前の手塚治虫ワールドを手塚オタとして看過できず(またか)限定のアニメを見た。あと俺の婿先生が居たけど目が綺麗すぎると思うんだ。

駅ビルのラーメン食す。再び円山公園の桜と別れを惜しみ、四条河原へ。就寝。三日目でとうとう『ノーマーク爆牌党』も完読できたよ。


4/10
最終日。祇園の綺麗な道とかを歩いて眺めながら、駅に向かう。

五条大橋には牛若丸と弁慶の像とか立ってた。でも弁慶はちんぽ丸出し自重しろ。

昼前に京都駅を出発、昼、名古屋ですがきやラーメン食し(安くてクセになるジャンクな主食でいいなー)夜、大船で大船軒の酢アジごはんを食す。帰投。生まれて初めての京都は楽しい場所だらけだった。まだ行き尽くしてない場所が山ほどあるので、セカンド故郷にできるようにまた行きたいと思う。気持ちは円山公園の夜桜に託してきた。思ったより長くなったが京都旅行記終わり。