WALL・E/ウォーリー

http://www.disney.co.jp/movies/wall-e/
(ネタバレあり)
さがさない方のです。
うーん……自分の感想は……「良作」ってとこでしょうか。
まず良かったところは、ロボット、かつCGという二大無機質的になる条件が揃いながらも、登場人物がめちゃくちゃ表情豊かで演技力があることです。このCGアニメにおける「技術」よりも「表現力」を見せつけた点は見事という他ない。
声優さんも頑張っています。ウォーリー役のベン・バートって人は天才で、スターウォーズR2D2の声とかライトセーバーの音とかを出してる人なんです。うち帰って、あの「ウォー……リー……」って言う声を練習しようとしたら「ウォー……ター……」って叫ぶヘレンケラーみたいになった。
ただ、ラストがね……
ご都合主義的すぎてあまり好きくないのです。おまえ基板アレしたんちゃうかと。そうすると魂の座とは何処にあるかという話になりますがね。ていうかイブもどう考えても心生まれてるし、それってちょっと「まるで心のバーゲンセールだな……」ですよ。そうなると700年一人でいたことの意味がない。
「愛の奇跡」で片付けちゃうのもSF作品の割にSFマインドがないかもなあ……とか思ってしまったり。
だから、あそこでまた800年飛んでたら泣けてたっていうか自分の好きなエンドだった。それで、意識が生まれたウォーリーが、ボロボロになるまで介護してくれたイブがいつもそばに居てくれたことを知るのですよ。……という感じのエンドに、自分ならするなあ。妄想ですけど。
あと、あの『音』を聴いて、出るかなーと思ってたら想像通りスペシャルサンクスの一番上がスティージョブズでニヤニヤしました。