よつばと!(8)

よつばと! 8 (電撃コミックス)

よつばと! 8 (電撃コミックス)

8ヶ月に一回のよつばとコミックス発売。
今回も、素晴らしかった。ニヤニヤしたり、吹いたり、時に萌えたり、この漫画を読んでいると幸福以外の感情が湧いてこない。この漫画は「日常のようだけど、徹底的に『負』を排除した非日常の漫画」みたいな評を2ちゃんかなんかで見たけど、それは否定されることでなく、それこそ「神経症の時代」必要とされるものだと思う。まあいいじゃないか。
この巻はたぶん、今までの登場人物が全部出てきたのではないか。中でも、お祭りの回は、こういう風習を生み出してくれた、そしてその日常をリアルとして感じることのできる「日本に生まれてよかったあああ!!」と織田モノマネで叫びたくなるほどだ。
よつばの隣で山車を引いてた女の子は、何回か出たことあると思うのだが、いつも綾瀬家で年上の女性に揉まれているよつばばかりを見ていると、こういう「同年代の子どもとよつばが仲良くしている」シーンで何か微笑ましくなってしまう。
文化祭の回は、しまうーがこっそりクレープ食べてることを1コマの片隅で表す、漫画ならではの表現を見ると、漫画っていいなって思うね。
台風の回。まあ、現実だったらそうとう危ないことになっていると思うのだが、そこは「よつばと!」だからという信頼感で笑えるのだろう。というか「現実だったら」とか考えると身も蓋もなくなるからやめと言ったばかりだろうに。あ、ショーシャンクは予想斜め上だった。
全体的に、とーちゃん大活躍の巻という印象。彼の子育ては若いのに立派だなあ。若い親はとーちゃんを少しは見習え。
そして、個人的なこの巻最萌え大賞は、P45、「よつばとれすとらん」のウェイトレスのお姉さんです……!
おいオーダーは君だ! 通い詰めさせろ!


<関連リンク>
よつばと!8巻 修正点
http://www.scn-net.ne.jp/~voice/yotsuba8.html

今巻もコミックス用描き直しが多数。相変わらずすごい仕事するなー