ワイドにスクリーンをバロックする(節子それ動詞ちゃう)

何もする気がおきない。
うつ期ですね、わかります。
このイマ流行している「わかります」って、twitterにおけるジャーゴンだと思っていたのだけど、最近2ちゃんねるでも見かけるようになってきて、どっちが先なのかもうわからないです。
G.Wにも関わらず、文章を書いたりする気力が沸いてこず、本を読む以外のことはしてませんでした。本を読む方が食事をするよりナチュラルに思える人間なのです。
さて、そんな感じで布団の中で夢を描いていると、反動でスケールの大きい話ばかり欲しくなります。
ベスターの他作、「分解された男」「ゴーレム100」を読み。
というか、「虎よ、虎よ!」を契機として、どうやらすっかりワイドスクリーンバロックにやられてしまったような感じです。ワイドスクリーンバロック。壮大、かつごった煮感溢れるSF小説群のこと。
高尚であって低俗、深遠かつ軽薄、エンタテインメントなのに哲学的。
本当に、大好き。自分に、相応しすぎる。
ちょっと、人生というか自分の作風も変わってしまうような気がします。
出し惜しみしないでいい、辻褄が合って無くても、小さく纏めなくてもいいというこのジャンルは、本気で天の与えたもうた光明か。こんなに素敵なジャンルを教えてくれてありがとう。