昨日今日のにっき/『仁義なき戦い』『アパートの鍵貸します』『お熱いのがお好き』

2/1
例の何度かやっている、先輩をプロデューサーさんとする動画制作の撮影日。
新宿で「syrup16g」を購入。飯能へ向かう車内でヘビロテる。普通に良いと思ったが、車の中で自然に聴けてしまった時点でシロップらしくはないのかとハッと気付いた。でも、すごくいいと思うよ。後日ちゃんとレビュー書く。
小道具を買いに途中で寄った用品店とスポーツ店が、松竹映画に出てくるようなあざとい人情味に溢れるお店で、注文に応えたり応えずに勝手に出してきた服を買ったりした。
数時間掛けてブルーバック敷いて、照明点けて、メイク完了して、台詞覚えて、いざ撮影と思った瞬間に、カメラがぶっ壊れて撮影が中止となった。むなしゅうございました。
やることもなくなってしまったので、DVDの「仁義なき戦い」があったので観ることにする。

仁義なき戦い [DVD]

仁義なき戦い [DVD]

知り合いに熱狂的なファンの多い映画なので、ワクテカしながら観た。2回観てしまった。
広島弁な上、台詞がところどころ聞き取り辛かったりした、が、そんなことは問題ではない。
鮮血ってか蛍光色に赤く染められた画面、爽快に吹っ飛ぶ腕、指、破裂しまくる着弾。一行一行が名台詞。大変良かった。すばらしかった。グロいとか言うやつは見るな! こいつは男の世界じゃけえの。
最初はストーリーが解りづらいですが、2回以上観ると、筋が解り、その度に面白くなっていくという麻薬のような映画。麻薬、ヒロポンな。あるか?
松方弘樹の、拳銃を向けられそうになって慌てる際の「待て! ワシを撃つな! ピギー!!!!」という「ピギー!」の発狂じみた演技に感動し、思わず数度巻き戻してもらう。真似する。その他にも梅宮辰夫の「ワシ今から腹切るけんのう」とか、文さん「馬のしょんべんが気に入らんならほんまのしょんべん飲ませたろか」とかいう台詞がたまらん。というか、役者全員がおもしろかっこいい。松方弘樹に抱いていた「単なる釣り好きな中年俳優」というイメージが完全に覆された。
できるだけ早急に、五部作全部観るけえのう。


2/2
早稲田松竹で、ビリー・ワイルダー二本立てを観る。
アパートの鍵貸します」と「お熱いのがお好き」。

前者は、三谷幸喜のあれの元ネタねとか先に思ってしまったので斬新な驚きがなかった。残念。
内容は、色々腑に落ちない点もあったりしたが、大人の恋の話なので、30過ぎになったら違う見方が出来るのかねという感じ。家に帰って色々ネットのレビューを見たら、なるほど名作だったのだなと言う感想に至った。まだまだてんで若造なんでその良さが解らんですたい。後者は、完璧だった。面白すぎる。こういう映画が好きです。
脚本も練られてて、役者の演技合戦も堪能、マリリンモンローはエロ可愛いですね(完全に彼女のイメージ変わった)。深読み無しに笑えるし、泣けるし、それなのに最後の台詞は哲学としてすごすぎるし。
文句を付ける要素がありません。
ワイルダーの笑いは日本的だと思った。カメラのパンで笑わせたり、間の使い方で、階段を上がっていった人が直後にエレベーターから出てきたり。というか筋からして荒唐無稽なのだけど、こういう馬鹿馬鹿しいの好きです。普通バレるだろとか、突っ込むほうが野暮になるようなね。


その後は、先輩方とモンハン。集会所クエストに同行してもらい敵を倒して行き、分不相応な装備のまま、HR4まで無理矢理上げる。