心の扉が錆び付いて動かないこと

28は、学館で白木くんと曲作りをして、新宿でなるかみさんと飲んだ。
文明食堂というお店はかなり安く飲み放題できる。よい居酒屋だ。
僕がどうしても人に心を開くことができないのは、心に澱んだ残り滓の部分を人に見せないからだ。何故なら、その部分を表出しようとすると、「愚痴」という形になる。僕は他人の愚痴を喜んで聞くという人がいることがどうしても信じられない。
自分が、向上心のない愚痴を聞くのが嫌いだからというのもあるし、オチをつけて話さないと聞いてもらっても自分が嫌われるのではないかと怖い。
何を話しても嫌われないという保証を求めている。でもそんな保証を人に感じたことがない。また、容易に裏切られて来た。いつも嫌われるのではないかと一挙手一投足にびくびくしている。
「それを気にしない心境に行けたらいいよね」とアドバイスされたが、それが出来るなら悩んでいない。
人に嫌われたくない。無条件の愛というものを渇望している。それを探そうとしてわざと人を傷付けたりする。
僕を愛してくれ。棘の道を越えてきてくれ。僕の拒絶を拒絶してくれ。
そして誰も残らない。残らないから孤独が更に深くなる。
要するにボダボダしいのだ。ボダボダしさの治る、自殺以外の方法を募集しています。
果たして死に至るまでに解決するのか。