不謹慎だとかそういうことは一度排除して、正直な雑感

人がぼこぼこ死ぬ(内臓てらてらわーきれい)ような小説だとかを書いてる人が何をか言わんやって感じだと思われるような気がしますが。
ヴァージニア工科大学の事件に対して、非常に強い怒りと哀しみを覚えてます。
上手く書けないのですが、意識表明として、これは言っておかなければならぬような気がしました。


妄想は妄想の領域を踏破した瞬間に不細工な暴力に変わります。
我々はその中でだけ典雅に遊ぶ事が許されていて、それだからこそ無疆の空想は綺羅星のように輝くのです。そのはず。
もうとっくに人間を諦めてるんですが、これ以上嫌いにさせる気か。
犯人が韓国人だからまたキムチ病だとかアジア人のイメージが悪化とかそういう事はどうでも良くて。
ただ一人のバカのせいで幾十もの希望の芽が一方的に摘み取られたというその事実だけが圧倒的に哀しい。哀しいです。とはいうものの僕のこの怒りの何分の一かは、三十もの命を摘み取ったこの事件が、単なるド低脳の傲慢の現れに過ぎなかったことに対して向けられてるような気もします。
正直、僕は一部の華麗な殺人者に対して魅惑される事が無いかと言えば嘘になります。テッドバンディが格好良いと思ってしまうような人間です。ですが、今回のこいつには何の魅力も同情の余地も感じられません。反抗に美学も無く、稚拙な我執のみで殺戮に及んでいるからです。
こいつが授業で書いたという戯曲がリークされていたので読みましたが、その稚拙さに唖然となりました。
一応英語で書かれているのですが、あまりに酷い。ストーリーは、言わずもがなですが、単語のレベルも高校生レベルです。四年前になんとか大学に入ったぐらいから退化しっぱの自分の英語力で、辞書無しでほぼ読めました。もっとも、読んでて吐き気さえ覚えた。内容は、例えば幼稚園児が喜んで人が死ぬ絵、物語を描く。そのレベルでそのまま大学の授業に持ってきてしまった感じです。
いちおう、リンク貼っておきます。


チョ・スンヒ戯曲集 'Richard McBeef' 'Mr. Brownstone'
http://newsbloggers.aol.com/2007/04/17/cho-seung-huis-plays/


日本語訳が読みたかったら、下のリンクの方に若干日本語訳があります。その際にはまたヤツのむかつく顔を見てしまうことになるのでご注意を。


ベイエリア在住町山智浩アメリカ日記 - ヴァージニア工科大学銃撃犯が書いた戯曲
http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20070418


にしてもこいつの顔、なんでこんな気持ち悪いんだろう。
眉間のテカリとか脂なんか蓮コラに近い精神的ブラクラだよ。
きもいー チョー・スンヒめー むがー どがー ぐぐぎゃーー(天子様はお怒りのようです)